幸福な人生の残り時間とお金(6)
本シリーズですが、書いている内に、様々な発見がありました。平素もやもや考えていたことでも、文章に起こしたり、改めて計算してみたりすると、頭の中が整理されてスッキリして来ますね。
第六回は、第五回で構想した「じぶん年金」が年間120万円の配当収入を産み出すようになると、老後の生活は、どのように変化するかといったことについて、もう少し考えてみたいと思います。もしも、この「じぶん年金」が60歳の誕生日までに構築完了出来た場合、第四回で試算した老後資金の計算が大分変って来るのではということですが。。
<「じぶん年金」構築後のベースでシナリオ②再計算>
60歳:500万円
61歳~64歳:370万円 x 4年間 + 400万円(大学学費)
65歳~72歳:420万円 x 7年間
72歳時に株式を売却することによって手元資金を調達出来る前提なので、別途1000万円を用意する必要はなし(大幅に値下がりしていなければ、寧ろ手元資金が増えていると期待されますが、そこはコンサバな前提を置いてみます。)
合計:5320万円
が必要資金と計算されます。
但し、60歳からは、個人年金が、65歳からは、国民年金・厚生年金が貰える前提とすると、その収入予想額が、
個人年金:65万円 x 12年間
国民年金・厚生年金:300万円 x 7年間
そして「じぶん年金」からの予想配当収入額が、
じぶん年金:120万円 x 12年間
合計:4320万円
加わりますので、60歳退職時の目標金額は、1000万円との計算結果となりました。
これであれば、退職金を貰って、住宅ローンを完済したとしても、十分達成可能な気がして来ました。
勿論、株価下落のリスク、配当金減少のリスク、はたまた投資先企業倒産のリスクも有りますので、そこは別途考慮が必要であること、言うまでもありません。
一方で、そういう事態に陥らず、72歳以降も株式を持ち続けて、配当金を受け取ることが出来るのであれば、アップサイドも大変大きい可能性が有ります。
ということで、「じぶん年金」のパワーの絶大さを確認したところで、目標3000万円に向けた高配当株式投資を頑張って行こう、そのために節約を通じた投資資金の捻出に励もう、という意欲が湧いて来ました。