幸福な人生の残り時間とお金(1)
人生に残された時間とお金の関係、お金のことを直接語ることを避ける風潮が強かった日本でも、最近はオープンに語られることも多い話題ですが、避けては通れない問題かと思います。
実に多くの人々がこの問題に悩み、振り回され、そしてそれが故に辛い気持ちで日々を過ごしているところもあるのかもしれません。
私も勿論例外ではありません。
いろいろとこれまで沢山の本を読んだり、ブログを拝見したりしながら、考えて来た上で、本日現在での「自分方程式」は、以下のようなものかとシンプルにイメージしています。
ステップ1)先ず、人生の残り時間を、二つに分けて考えます。
イ)自由に活動的に過ごすことの出来る時間 = A 年
ロ)のんびり穏やかに余生を過ごす時間(健康上の理由等で活動は制限されてしまう前提) = B 年
そして、イ)の期間には、1年間当たり幾らのお金(α)が必要で、ロ)の期間には、同じく毎年どのくらいのお金(β)が必要か、考えてみます。
そうすると、α x A + β x B の金額を獲得する目途を立てることが、当面必要な目標値であることが分かって来ます。
ここで少しWebサーチをすると、日本人男性の私の年齢時点での平均余命は約30年、健康余命は約20年というデータが見つかりますので、60歳定年時リタイヤを前提とすると、Aは約12年、Bは約10年になるかと思います。雇用延長で65歳まで働く前提とすると、Aは約7年間に縮まります。
勿論、これは日本人男性の平均的な数字になりますので、遺伝的な体質や、今後の健康状態等によって相当左右されることになりますが、それにしても、人生に残された時間、特に自由に活動的に過ごすことの出来る期間というのは、そんなに多くは残されていないのだという事実を改めて認識せざるを得ません。
だからこそ、幸福な未来を自分なりに確りと計画して行くことが大切なのかもしれません。
このテーマは少し長くなりそうですので、複数回に分けて考えて行きたいと思います。