幸福な人生の残り時間とお金(4)
今回も幸福な人生の残り時間とお金の関係について考えます。
前回までで、少しだけ具体的なイメージが掴めましたので、今回は、幾つかの前提を置いて、ライフプランを作ってみたいと思います。
<シナリオ①の前提>
1)60歳の誕生日を迎える月に定年退職(その後の就労はアルバイト程度 if any)
2)住宅ローンはこの月までに完済。子供3人も社会人として独立。
3)リタイア後最初の1年間は、海外をベースに竹プラン①で過ごす。
4)リタイア後2年目に京都にて大学生活を開始。以降4年間は、梅プランを導入。(大学学費合計:約400万円が追加で必要)
5)65歳時にその後の住居(住む場所)とライフスタイルを決定。
6)健康寿命の72歳までは、竹プラン②をベースに考えたい。
7)72歳時点での手元必要資金は約1000万円程度。(その後は、国民年金・厚生年金・個人年金の範囲内で生活。老人ホーム入居の場合は、マンション売却あるいはリバースモーゲージ利用。)
<シナリオ①の必要資金@60歳定年退職時>
60歳:500万円
61歳~64歳:370万円 x 4年間 + 400万円(大学学費)
65歳~72歳:420万円 x 7年間 + 1000万円(72歳時手元資金)
合計:6320万円
が必要資金と計算されます。
但し、60歳からは、個人年金が、65歳からは、国民年金・厚生年金が貰える前提とすると、その収入予想額が、
個人年金:65万円 x 12年間
国民年金・厚生年金:300万円 x 7年間
合計:2880万円
加わりますので、60歳退職時の目標金額は、3440万円との計算結果となりました。
予想していたとは言え、なかなかの数字です。